治安の数字の読み方
このサイトの「治安」は、各府県警が公開している身近な犯罪の認知件数です。 「安全な街」「危険な街」と決めつけるものではなく、住む場所を比べるための材料の1つとして出しています。
認知件数とは
警察が届け出などで犯罪の発生を知った件数です。届け出のない被害は入らないため、実際に起きた数そのものではありません。
使っているのは、4府県の警察が町丁目ごとに公開している窃盗7手口(ひったくり・自転車盗・オートバイ盗・自動車盗・車上ねらい・部品ねらい・自動販売機ねらい)です。 空き巣や暴行などはここに入っていません。4府県で同じ形のデータがそろっているのがこの7手口だけのため、比べられるようにこれを使っています。
年ごとのばらつきをならすため、2023〜2025年の3年間の平均(1年あたり)にしています。
件数の約4分の3は自転車盗
関西4府県の7手口の件数のうち、約74% は自転車盗です。このため、何も考えずに件数を比べると「自転車が盗まれやすいか」の比較に近くなります。 駅ページでは「自転車盗を除くと」の件数を添え、地図の治安の条件では自転車盗を含めるかを選べるようにしています。
駅のまわりの件数(人口1,000人あたり)の中央値は、全部で 2.1件、自転車盗を除くと 0.6件 です。
人の集まる街は多く出る
駅ページの数字は、駅から半径800m にかかる町丁目の件数の合計を、そこに住んでいる人の数(2020年国勢調査)で割ったものです。 会社やお店が多く、昼に人が集まるのに住む人が少ない街では、住む人の数に比べて件数が多くなり、数字が大きく出ます。
| 駅 | 人口1,000人あたり | 自転車盗を除くと | 関西4府県の駅の中で |
|---|---|---|---|
| 大阪 | 34.2件 | 3.8件 | 多い方から1% |
| 難波 | 31.7件 | 5.6件 | 多い方から1% |
| 江坂 | 2.5件 | 0.5件 | 多い方から45% |
| 千里中央 | 1.2件 | 0.5件 | 少ない方から31% |
大阪駅や難波駅のまわりは、住む人が少ないので数字が大きくなります。住む場所として比べるときは、同じような街(住宅街どうし、繁華街どうし)で比べること、自転車盗を除いた数字も見ることをおすすめします。
地図の治安の条件では、「人口あたり」のほかに「面積あたり」も選べます。面積あたりは、人の多さに関係なく「その場所でどれだけ起きているか」を表します。 人口あたりで比べるときは、住む人が100人未満の町丁目は除いています(住む人が少なすぎると、数字が極端になるため)。
「少ない方から○%」「多い方から○%」の意味
駅ページの「少ない方から○%」「多い方から○%」は、関西4府県のページのある駅の中で、件数が少ない(多い)駅から数えてどのあたりにいるかです。 地図の条件の「少ない方から○%の町丁目」も、関西4府県のすべての町丁目の中で比べています。 市区町村の平均と比べた文も添えていますが、市区町村の平均には繁華街も住宅街も含まれる点に気をつけてください。
データの限界
- 町丁目の名前で地図の範囲に結び付けています。2020年以降にできた町名などで結び付かなかった記録が、府県によって 0.2〜15.9% あります(京都府は、警察のデータの町名に通りの名前が付くなど書き方が大きく違うため多くなっています)。
- 駅のまわりの町丁目は、半径800m に少しでもかかれば全体を数えます。大きな町丁目では、駅から離れた場所の件数も入ります。
- 夜道の明るさや人通りなど、数字に表れない住みやすさは、実際に歩いて確かめてください。
出典
- 大阪府警察・兵庫県警察・京都府警察・奈良県警察「犯罪発生情報」(2023〜2025年。入口は警察庁の犯罪オープンデータリンク集)
- 総務省統計局「令和2年国勢調査」小地域の人口、町丁目の境界(e-Stat)
どれも加工して使っています。ライセンスはデータの出典とライセンスにまとめています。